会長あいさつ

宝塚市民囲碁協会会長 八木 伊三郎











2024年は、1954年に宝塚市が制定されて70年目にあたります。40年前、宝塚市と川西市の市制30年を記念した催しの一つとして、両市の間で「囲碁対抗戦」が行われました。その時に、宝塚市囲碁愛好者の受け皿として結成されたのが、「宝塚市民囲碁協会」です。(その後、囲碁対抗戦は、宝塚市、川西市、伊丹市、尼崎市、西宮市、芦屋市の阪神6都市の対抗戦として、毎年行われています。)


韓国、中国では国を挙げて囲碁に取り組んでいますが、日本ではなかなかそこまでいっておらず、日本は、最近プロによる国対抗戦で苦戦しています。創立100周年を迎える日本棋院では、日本での囲碁人口の減少を食い止め、プロ棋士の力の向上を図るため、新たに女子プロリーグ団体戦の創設などにより、日本囲碁界を盛り上げようとしています。


囲碁のイベントに、『碁コングレス』と呼ばれる祭典があり、ヨーロッパやアメリカでは1957年から続けられていました。『ジャパン碁コングレス in 宝塚』が、2016年に日本で初めて開催され、2017年、2018年と3回連続して開催されました。『囲碁のまち宝塚』といった言葉も生まれてきました。最近では、名人戦の第四局は宝塚ホテルで行われるのが恒例となっており、宝塚市は囲碁と深いかかわりを持っています。


宝塚市民囲碁協会は、宝塚を『囲碁のまち宝塚』と呼ぶのにふさわしいまちにしたいと願っております。


2024年は宝塚市制70周年記念の年で、「宝塚市制70周年 宝塚囲碁フェスティバル」実行委員会が結成されました。①子供囲碁教室、②100面打ち花のみち大会、③宝塚親睦囲碁大会、A.団体戦、B.ペア碁が計画されています。こうした宝塚での囲碁のイベントを盛り上げ、宝塚での囲碁人口のすそ野を増やすための活動に取り組みたいと思います。


当協会は、囲碁を楽しみ、棋力向上を願う愛好家と共に、囲碁の普及活動に力を尽くしてまいります。囲碁に触れてみたい人、初心者の人、高段者の人、どなたも当協会の研究会に顔を出してもらいたいと思っております。


歓迎いたします。

2024年4月記

 

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